受験勉強というと、苦労したので、普通は苦い思い出しかないですよね。
天才や秀才は、楽しかったかもしれませんが。
受験勉強で苦い思い出しかない人も、せっかくの貴重な経験ですから、プログラミングの学習に活かしましょう。
たまにテレビ番組で、有名大学の合格者に「受験勉強をどのようにしましたか?」とコツを聞くことがあります。
勉強の仕方は人それぞれです。
・基礎の基礎から積み上げるタイプ
・いきなり過去問題集からはじめ、それから基礎に戻るタイプ
・問題の解き方のパターンを覚えるタイプ
まだまだ沢山あります。
いろんな方法があり、それぞれ一理あります。
例えば過去問題集を先にやると、
・全体像が見える
・どんな風に応用されているか掴める
・基礎を学ぶ必要性がわかるので、頭に入りやすい
などのメリットがあります。
ただし、基礎知識が少しはないと、まったくわからないというデメリットもあります。
小学生が高校生の本は理解できません。
このパターンで上手く行く人は、元々優秀な人が多いような気がします。
やれば出来るのに怠けていた人、本気になるキッカケが無かった人などです。
逆に基礎の基礎から積み上げるタイプは、知識ゼロからでも始めることができます。
しかし応用問題や過去問題集へたどり着く前に、挫折してしまうことが多いです。
どちらも一長一短があります。だからいろんな受験本が出ているわけですが。
プログラミングの学習もよく似ています。
プログラミングの学習では、基礎が入門書に相当します。
過去問題集は、実際に現場で動いているシステムと言えるでしょう。
でも受験勉強と違い、本物のシステムを見ることは、かなり難しいです。
普通は、システム開発会社に就職しないと無理です。
市販の本に書かれているシステムは、入門者や中級者向けにやさしくなっているので、本物とは違います。
だから一般の人がプログラミングの学習をする時は、自然に基礎から積み上げていくパターンが多くなります。
しかしプログラミングの基礎を学ぶのは退屈です。
プログラミング初心者は、何のために基礎をやっているのかわかりません。
途中で飽きて、止めてしまいます。
なかなか本格的なプログラムを作るまでに上達できないのは、そのためです。
基礎から積み上げる方法だと、全体がイメージできずに、途中で挫折しやすいので、注意してください。
プログラミングの学習が上手くいっている人を見ると、ちょうど中間的な方法で学習しています。
基礎の基礎は、どうしても必要なので、最小限は勉強します。
でもある程度基礎を理解したら、すぐにシステムを作ってみます。
するとプログラミングの基礎が、実際にどのように使われているかわかるので、理解が深まります。
また覚えたことを、すぐに使ってみると、プログラミングの上達が早いです。
プログラミングの学習は、基礎だけで頑張りすぎないのがコツです。
エネルギーを残しておきましょう。
それには多少曖昧な部分があっても、すぐに次へ進むことです。
重要なことは何度も出てくるので、そのうち理解できるようになります。
人間は不思議なもので、何度も繰り返し見ていると、「簡単だ」と思えるようになります。
特にプログラミングの学習では。
では何を作ったら良いのかと言うと、
実際の業務系システム開発の基本となり、次への応用がきくのが、売上管理(販売管理)なのです。
難しすぎず、ちょっと頑張れば、初心者でも出来るレベルです。
だから売上管理をプログラミング初心者にオススメしているわけです。