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プログラミングに言葉が持っている強力なパワーを活かす。

プログラミング を学習する時に、入門書などでもフローチャートを使って説明されていることが多いです。

しかし初心者の場合は、本で解説されているフローチャートは理解できても、自分でプログラミングする時に、フローチャートを書ける人はほとんどいないと思います。

フローチャートは、コンピュータで行なう作業や処理の手順を、決められた記号を使って図式化したものです。これが初心者にとって難しく感じます。プログラミング言語の文法を学ぶだけでもやっとなのに、フローチャートの書き方まで覚えるのは大変です。

でも大丈夫です。実はフローチャートでなくても、「自分が分かる言葉で処理の手順を書く」だけでも十分強力な道具になります。個人でプログラミングを学んでいる段階では、普段から使い慣れている「言葉」のほうが良いのです。

人間は言葉で思考します。バイリンガルのように2か国語を自由自在に話すことができる人を除くと、基本的には母国語で思考します。日本人の場合は、ほとんどの人が日本語ですよね。

日本では「言霊」(ことだま)という言葉があるように、古代から言葉には不思議な力が宿っていると信じられてきました。

また「脳は思考したことを実現しようとする」とも言われています。人間はイメージで思考することもできますが、論理的に考えたり、他の人に考えを伝えるためには、最終的に言葉にしなければなりません。

言葉として紙に書くと、実現しやすくなります。言葉で表現したことには、何かパワーがあるようです。

プログラミング初心者のうちは、処理の手順を日本語で考えて紙に書き、それをみながらプログラミングすると上手くいきます。考えを文字にすることで頭の中も整理できます。

慣れてくると直接プログラムを書きながら、試行錯誤できるようになりますが、やはり最初は紙に書いてください。

紙に書いてまとめたら、あとは人間の考えをコンピュータに伝えるため、プログラミング言語で表現するだけです。

もちろんフローチャートやUML(Unified Modeling Language)は理解できて書けたほうが良いです。自分だけでなく他者に理解してもらうためには、統一された表記法のほうが効率的だからです。

しかしプログラミング入門段階では、自分だけで完結するため、日本語で十分なのです。簡単なのに強力です。

余裕が出てきた頃に、フローチャートやUMLを書く練習をすればよいと考えると、気分が楽になります。

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