会社に入ったり学校に通っている場合は、使う言語が決まっていますから、選択の余地はありません。指定されたプログラミング言語を頑張るだけです。
しかし自分で選択できる人には「Java」がおすすめです。Java言語は使われる範囲が広いのと、実際に業務システムでも使われることが多いからです。
Javaはディスクトップで動くアプリケーションや携帯電話のアプリ、またはWeb上で動くシステムまでいろんなところで使われています。
最初からJavaを習得できればよいのですが、Javaの唯一の欠点が、「初心者には動かすまでの設定が難しい」ことです。初心者にはまるで呪文のようです。わざわざ初心者を強調したのは、このような設定は何度か体験すると全然難しくないからです。
プログラミング言語の難しさの一つは、プログラミングを始める前に設定が多いことです。プログラムを書く前の段階でつまずいてしまいます。
そこで私が一番すすめているのは「JavaScript」です。Javaとは別のプログラミング言語です。
JavaScriptならプログラムをはじめる前の設定は何もありません。プログラムを書くのにテキストエディタ(メモ帳など)、実行するのにブラウザがあればすぐプログラムが書けます。普通はパソコンを買った段階で準備完了ということになります。
この「すぐプログラムが書ける」というのが重要です。初心者は最初からプログラムを書くことだけに集中できるのですから。
またプログラミング言語はそれぞれ特徴はありますが、基本的な考え方は一緒です。一つの言語を理解することで他の言語の習得が容易になります。
JavaScriptでもプログラミングの基本的なことは十分学べます。データベースに接続することもできますから、業務システムの基礎も学べます。
しかもJavaScriptはPHPやJavaといったサーバー上で動くプログラミング言語を、ユーザー側のブラウザ上でサポートすることにも使えます。(入力チェックなど)最近ではAjaxの中核技術としても見直されています。
JavaScriptを学ぶときにはhtmlについても学べますから、将来Javaを使ってサーバー上で動くシステムを作るときの予習にもなります。
まとめると、JavaScriptは始める前の設定が不要で、プログラミングの基礎が学べ、データベースにも接続でき、Javaと組み合わせて使え、Ajaxとして注目されている、最初に学ぶのにとてもおすすめのプログラミング言語です。