NHKの科学番組、サイエンスZEROで、「“ぼんやり”に潜む謎の脳活動」という放送がありました。
どうやら最近の脳科学では、ぼんやりしている時間の重要性が分かってきたようです。
ぼんやりしている時、脳はただ休んでいるのではなく、重要な仕事をしているようなのです。
脳のエネルギー消費の割合から言っても、
計算や目の動きなど、意識的に脳を使っている時のエネルギー消費は5%とごくわずかで、
ぼーっとしている時のエネルギー消費のほうが、はるかに大きいとのこと。
そのため今は、脳が何もしない時に働く、デフォルトモードネットワークの研究が盛んなようです。
そういえばよく、お風呂やトイレでアイデアが閃くって言いますよね?
また座禅が良いのは、昔から知られています。
これらの時間って、ぼんやりに関係あるのではないでしょうか。
私もプログラミングの仕事で、行き詰った時に、シャワーを浴びると、
突然、「こうしたらできるのでは?」と、処理、アルゴリズムのアイデアが閃くことがあります。
今までは経験的に感じていただけなのですが、
脳科学でぼんやりが注目されているということで、
「そういうことだったのかー」と、腑に落ちる感じです。
ということは、もっと積極的にぼんやりする時間を確保することが、
プログラミングの学習や仕事にも大事です。
これまでは、会社で仕事中にぼんやりしていると、怠けているというイメージでした。
でもこれからは、もっと創造的なぼんやりも有かなと考えています。
ただひたすらボーっとしたり、きれいな景色を見ることも、創造的な仕事や閃きには、効果的かも知れないのですから。
ぼんやりの重要性を理解している経営者や管理職は、まだまだ少ないと思います。
ほとんどいないでしょう(笑)
だからチャンスです!
昼寝の効果と同じように、ぼんやりの効果を活用できると、
もっとプログラミングの効率がアップすることでしょう。