学校で読み書きを教えるのが当たり前なように、プログラミングも必須になっている学校や、国として取り組み始めている例も出始めています。
少し前までは、企業でIT化というと、それまで手作業でやっていた業務を、パソコンで行なうことでした。
パソコンを使える、オフィスソフト(ワープロ、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト)などを使いこなせることが、IT化の第一段階です。
または業務システムを導入し、操作して、仕事を効率的にすることがIT化でした。
今ではスマホやタブレット端末を使えるのは普通ですよね。
確かにパソコンや携帯端末を使いこなせる人が増え、仕事が効率的になりました。
でもよく考えてみると、他人が作ったアプリケーションソフトを使っているだけのことが、ほとんどです。
本当の意味でのIT化とは、自分に必要なら、プログラミングして作れることです。
もし、自分に合った既存のアプリケーションソフトが無ければ、サクッと作れることです。
そのためには、プログラミングやデータベースの知識が必要です。
自分で使う、または職場で使う業務システムやソフトウェアは、意外と簡単にできます。
なぜなら、自分だけが使う程度なら、使い方が決まっているので、エラー処理も最小限で済む、または大幅に省けるからです。
「こういう時にこんなエラーが出る」とわかっていれば、操作で回避できるからです。
もちろんプロのプログラマーとして仕事をするには、それなりの知識や経験が必要ですが。
個人レベルでは、それほど難しく考えなくても、プログラミングはできます。
仕事や生活に活かせます。
また、今はプログラミングがとても学習しやすい時代になりました。
(1)パソコンが安くなった。
以前はパソコンが高価だったため、職場に1台、家に1台が普通でした。
でも今は、3万円台~で十分に新品のパソコンが買えるため、1人に1台の時代に近付いてきました。
(2)パソコンはどこにでもある。
今やパソコンは、家庭、学校、職場など、どこにでもあります。
スマートフォンやタブレットも、小さなパソコンです。
(3)プログラミングの開発環境が整った。
みんながよく使っているオフィスソフトには、統合開発環境が付いています。
例 ExcelやWordには、最初からVBEという統合開発環境が付いていて、VBAというプログラミング言語が使えます。
また無料の開発ツールも豊富にあります。
(4)インターネット上の情報が豊富になった
プログラミングやデータベースに関する情報は、タダでいくらでも入手できます。
(5)プログラミングできる人が増えてきた。
昔はプログラミング出来る人は、ごく少数派でした。
特別な知識が無いと、プログラミングはできないと思われていました。
でも今は、あなたの周りにも、プログラミングが出来る人がいる可能性は高いです。
もしいれば教えてもらえます。
近くにいなくても、インターネット上では教えてくれる人が大勢います。
プログラミングを習得して、そろそろ本当の意味でのIT化を実現しましょう。